統合失調症患者の徒然日誌

毒にも薬にもならぬ文字を書き捨てる。

まとまった形でのご報告。

八月初旬の検査で、父の咽頭にあった巨大な癌が、父の頑張りと努力、そして担当医師の努力のおかげで消失いたしました。

八月末に、PETという検査を行い頭部深くのリンパに軽く転移した癌の様子を検査いたしました。

そして九月五日にその結果を聞いた所、癌の消失が確認されました。

これで全身のガンが消えたことになります。

あとは放射線の検査結果の見立てを聞いて、それ以降はこれから五年間の定期検査を切り抜ければ、晴れて癌の寛解となります。

父は今年の二月に余命半年と診断され、七月の半ばまで実家で一人で暮らしておりました。

それはとても、筆舌に尽くしがたいほどの、恐怖であったと思います。

現代の医療の発達にも、とても驚かされるものがあり、医療サイドにも感謝しきりですが、それよりもさらに驚いたのは父の諦めない気力です。

そういうところ、誰かに似ているなと思って記憶を巡らせたところ、父の妻であった女性、つまり僕の母にそっくりでした。

思えば亡くなった母も癌で亡くなるまでの間、一切あきらめず妥協しない性分でした。

きっと父と母は似た者同士で惹かれあったのでしょう。

それで僕が誕生したわけです。

母も色々な意味ですごい人間だなと思っていましたが、今回の一件で、父に対する認識もガラッと変わりました。

親父すごい。本当にすごい。よく生き延びて頑張ったと思う。


色々なことが重なって、僕はとても両親を恨んで憎んでいました。

今もそういう感情がないかというと、それは嘘になってしまいます。

今はそれはそれとして置いておいて。

それらを水に流すことはとても難しいけれど、代わりに新しい何かを積み重ねていくことも、出来るのだなと思いました。

僕は今でも、時々とても深い鬱に落ちる事がありますが、それでも体を動かすことが、なぜだかできてしまいます。

精神疾患を持つ幾人かの友人から、時々、「ありえない、人間業ではない。」と揶揄されることがあります。

自分でもなぜ動かせるのか分からず、人に説明するのも難しいので、ざっくりと「気合いor根性で体を回している。」と説明しています。

どういう仕組みなのかは未だによく分かっていませんが、そのきっかけを与えた源流は両親と祖父祖母達の血筋なんだな、と最近思うようになってきました。

源流となった母もすごかったし、父もすごい。
祖父祖母たちも色々とすごい人たちだったので。


とにかく、今はそれを受け継がせてくれた事に、とても感謝している次第です。

おわり。